ときどきメモ

1/31月曜日
2年もほったらかしておいたので、我が家の3本の植木と、塀代わりのサツキがボサボサでした。
今日、植木屋さんに来てもらって、やっとサッパリしました。
「すぐ伸びてしまうので、思いっきり短く刈り込んでください。」と頼みました。
頼んでから、アレレ・・これは、小学生の頃 よく行った美容院で「すぐ取れないように、パーマをしっかりかけてね。」と
頼んでいるおばさんと同次元だったかな・・・。と少しばかり反省しました。
小学生だった私にも、ああいう頼み方は、オシャレとは、程遠いと感じていました。
今日の私は、大仏様の頭のようなパーマにしてもらって満足げに帰るオバサンと同じでした。確かに・・・。


1/30日曜日
素敵なお天気の日曜なのに、昼間は出掛けられず・・・・・・、
それでは、夕日ウォッチングを中央線の多摩川越えでいたしましょうと、
ころあいの時間を見計らって、娘とイソイソ出掛けたのですが、ウ〜ンほんの5分早かった。
赤さが、もひとつ。天候的には、バッチリだったのに、ジャストミート出来なかった。
電車での夕日観測は、「待ち」が出来ないので、時間の「読み」が肝心です。
次回に期待しましょう。


1/29土曜日
ウィークデイは、5時半に起きなければいけないのですが、低血圧なので、これがつらい。
きょうは晴れて土曜日なので、8時ごろまで寝てるつもりが、どういうわけだか寝ぼけてしまい
5時半ごろ目覚まし時計を見て、起きなくては!起きなくては!といつもの朝の戦いをしてしまいました。
ふと我に返って、なんだ土曜日かと分かった時、良かったと思うより、なんて損をしてしまったのか・・自分にプンプンしてました。
ほっておけば、10時頃まで寝てしまう妻を見て、夫は、「その年で、よく寝られるねぇ。」と皮肉を言います。


1/28金曜日
きょうの朝刊の一面に大きく、キュートな制服を着た3人の外国の老人がカラーで出ていたので、
「何、このかわいいコスチュームは?」 と文面を読んだら、
それは、アウシュビッツ強制収容所解法60周年の追悼式典のニュースでした。
写っていたのは、生き残った人たちだったのでした。
黒っぽいオーバーの上にきれいなブルーと白の縞模様の幅広布をたすきがけにして、
同じ縞の洒落たキャップをかぶっていました。
(とてもかわいい。)
それにしても、あまりにも大きな負のイメージと、この明るいコスチュームとの もの凄いギャップに
ちょっと戸惑いました。
(もしかして収容所当時、着せられていた服の縞模様はこの色だったのか・・・。
昔 ホロコースト展で見たときは、もっとダークだったけれど、あれは、汚れだったのか・・・。)
忘れてはいけないことが、とても多いと思う。


1/27木曜日
夕方5時過ぎ作業を終えて、そのままスゥッと家のことをすればいいのに
気分転換をしないと、どうしてもスンナリ入っていけません。
気分転換には、気分転換にピッタリな音楽があって、適当に俗っぽいのが、(私の場合)
いいのですねぇ。昨日今日は、シルビーバルタンの「アイドルを探せ」でした。
さきおとといは、ネリー・ファータドなんかを聞きました。
音楽が無かったら、つまらないだろなと思います。


1/26水曜日
今にも降りだしそうなドンヨリとした午前中、用事があって車で出掛けました。
通り道のイチョウ並木は、葉を落とした姿がきれいです。
それに都会ではないから空の面積が大きい。
太いセピア色の幹から形のいい枝越しに曇り空を透かし、その上の空にゆっくり目を移すと、
ちょうどセピア色からグレーへの きれいなグラデーションになります。
冬の曇りには、地味だけれどシックで、オトナな色がありました。


1/25火曜日
まだ本は2・3冊しか読んでいないのだけれど、
お笑いの先生と決めているのが、高田文夫です。
きょう発売の週刊朝日の中に、高田文夫監修「正蔵参戦」 2005年 落語絵巻
というのがあったので、買いました。
正蔵というのは、林家正蔵のことで、こんど「こぶ平」が、襲名する由緒正しい落語家の名前です。
ページを開いて、もうビックリ たまげました。
これが、あのこぶ平?と目を疑いました。
かつての美しい「志ん朝」を彷彿とさせる品格のある面差し。
顔で落語をするわけではないけれど、顔が出来てるってことは、ひょっとして中身も?
そういえば、以前の新聞でも、こぶ平の精進は著しいと褒めていたし・・・・・・、これは、是非聞きに行かねば・・・・・・。
週刊誌の「落語絵巻」は、聞きに行きたい落語家のオンパレードでした。


1/24月曜日
近くのコンビニに、ドーンと大きな太巻き寿司のビニール風船が浮かんでいます。
太巻きのまるかぶり・・なんていう節分行事を知ってから、まだそんなに年数経っていませんが、
あれよという間に広まって、うちでもやるようになってしまいました。
これは、陰謀ですね。
バレンタインデイ騒ぎも、ちょっとうんざりです。
でも、この日でないと「告」れない内気な女の子には、必要不可欠DAYなんだろうな。
数パーセントの本気を分厚い冗談で包んで「へへ、義理チョコ」 と手渡す・・。 
そんな日が、いつかわたしにも来ますよう!アーメン・・。


1/23日曜日
おととい行った下高井戸シネマは、「中高年の憩いの場」的雰囲気の、なかなかよい映画館です。
だいぶ前に、リョーコさんが教えてくれました。
ちょっと前までやっていたヨサゲな映画が、安く見られます。
パンフレットは、わら半紙(の様な紙)の三つ折で、字がビッチリ。
この地味で真面目な雰囲気が、高好感度。
マニアックな映画も同時に企画されていて、今 「イオセリアーニに乾杯」 という映画祭をやっています。
とっても見たいのですが、なにしろレイトショー。
終電に間に合うか・・。(田舎住まいは、何かと不利。)
でも、蓮見重彦が 「イオセリアーニは、平成日本にはすぎた贅沢品として、必見!」 とまで
言い切っているので、行きたい!


1/21金曜日
ウィークデイは家に居ることが多いのですが、きょうは上京しました。
バッグの材料調達が、主な目的です。
そのあと 桃居で、広瀬さんとおしゃべりして、ジャーナルスタンダードに立ち寄り、
下高井戸シネマで、映画を見て夕飯滑り込みセーフ。
映画は「誰も知らない」。
淡々と描いているぶん残酷さがジワリ来る映画です。
エピソードのつなげ方がうまい。
アップで、妹の手を触るシーンとか 見ているときは、淡々と見ていられるのに
今思い出すと、涙が出てきてしまう。
傑作。


1/20
木曜日
本日、大寒。寒さは、中くらい。
でもさすがに月がクッキリきれいでした。
6時ごろ 真上にありました。
太目の半月。
久々にイトイほぼ日新聞を覗いたら、楽しい企画が始まっていました。
「声に出して読めない日本語」。
のめり込んでしまいました。
そうです。「一青 窈」なんて聞かなければ絶対読めませんもの。


1/19水曜日
鳥取の砂丘は、初めてでした。
想像していたよりは、幅が狭く、案外 奥行きが深かった。
風が強かったので、刻々と風紋ができていくのがわかりました。
耳をかすめる風の音が、昔見たモンゴル映画「ウルガ」で聞いた音と同じでした。
さらさらした砂は冷たくて、砂の丘から見る景色は見たことの無い景色。
やっぱりその中にドップリ浸りこまなければ、感じることはできないのですね。
帰ってから、撮った写真を見たら、植田正治みたいに撮れていて、
オッ 凄い!と思いました。


1/18火曜日
空港で時間つぶしに、本屋の雑誌を見ていたら、
BRUTUSの表紙が、かのスーパーモデル冨永愛の妊婦姿でした。
思わず手にとってパラパラしたら、冨永愛がそれはそれは美しいチョイヌードで 横たわっていらした。
そのページのコピーが「子供を作ろう」です。
オイオイ  でした。
わたし、その昔、ブルータスの弟「ポパイ」の特集「職人になろう」で、この道に はまってしまったのです。
雑誌の力も、大きいですからぁ・・・・・。

   ※ きのう 1,17 ・・・・重い日でした。ここにいろんなことを書いて、結局全部消してしまいました。

1/16日曜日
一泊で鳥取に行ってきました。(なんで鳥取。なぜか鳥取。)
新装成った羽田空港は、今回が初めて。
ピカピカでした。
飲み物をならべたカフェなどは、ヨーロッパの空港のよう・・・・。
分煙が徹底したせいか、喫煙所は、ガラスの閉ざされたボックス部屋。
すっきりシャープなデザイン空間と言えば、言えなくも無いのですが、
こう言ってはなんですけど、味も素っ気も無い空間。
考えようによっては、「懲罰房」。
たばこ吸いは、このごろ肩身が狭そうです。


1/14金曜日
記憶の彼方なので、うろ覚えなのですが、6・7歳ぐらいの頃まで、母がよく作ってくれたおやつ。
メリケン粉に重曹を混ぜて、よく油のなじんだ鉄のフライパンで焼いて、醤油で風味をつけた
ホットケーキ形態の香ばしいパンのようなもの。
名前も憶えていないのだけれど、今日歩いていて、ふとそれを食べたくなった。
それと、塩の効いたゆであずきに、スイトンを落としたお汁粉もいいな。
そんな、ビンボーなおやつが、いいな。
もしかして、このあいだ見た「刑務所の中」での、食べる場面が影響したかもしれない。
あの映画のままなら、一週間ぐらい刑務所に入ってみたい。(半分冗談)


1/13木曜日
用事で桃居の広瀬さんに電話をしました。
用件は、たいしたことの無い内容でしたので、すぐ済みました。
広瀬さん、「お正月はゆっくり出来ましたか?」と優しい言葉を掛けてくださいました。
そのあと、「ホームページときどき見てますよぅ。」と・・・・・・・・・・・・・・・ワァッ! 恥ずかしっ!
身内系のかたに「見てるよ」と報告を受けると、いつもヒェ〜〜〜!です。
それを知っている娘は、(娘と私のノートパソコンは、食卓に向かい合わせなのですが・・。)
ときどき これ見よがしに、自分のパソコンで、このコーナーを開き、大声で音読します。
私は、恥ずかしさで、ムンクの「叫び」状態なのですが、「やめて〜!」などと弱みを見せると
しつこさ倍増タイプなので、憮然とした顔で黙殺しています。


1/12水曜日
ここのところ、夕飯のメニューには、けんちん汁とかシチューとか、鍋ものとかが
グンと多くなりました。
去年もこんなに寒かったかしら・・。
夕方(と言っても6時過ぎ)歩きは、玄関で「ヨシッ!」と気合を入れて出発です。
シリウスが、瞬いていました。


1/11火曜日
内田百閧フ「立腹帖」を読んでいるのですが、本の扉の百閧ェかっこいいなぁと思うのです。
頑固さ、偏屈さ、茶目っ気が、うまいぐあいにミックスされているような風貌、、いいですねぇ・・・。
ほかに、植草甚一、レオナール藤田なんかも、同じ魅力かなぁ・・。
実にチャーミング!


1/9日曜日
昨晩は、「刑務所の中」というビデオを見て、
今晩は、これから「ピンポン」を見ます。
昨晩の「刑務所の中」・・とても面白かったです。
でも映画は、やはり「映画館」で見たいと思います。

大晦日の雪の中で会った、はしゃぎまわるワン君の写真をアップしました。
かわいいんです。


1/8土曜日
ルミネの本屋で、赤瀬川原平著 「新・正体不明」を発見。
「正体不明」の続編で、「正体不明」同様、写真に付けたコメントが最高!なので買おう!と思いつつ、
カニ歩きしていたら、かなり強烈な写真集を見つけてしまいました。
なので、赤瀬川は次回にしました。買ったのは、「中国製造」という写真集。
この本、かなりのインパクトです。


1/7金曜日
日本の美しい習慣は、なるたけ実行したいと思っています。
でも、七草粥というのは、やらないまんま数十年。
きょう スーパーで、七草のパックを買おうか、買うまいか迷った挙句、
取りあえずのパス。
「おいしくなさそう!」 これが、唯一にして最大の理由です。


1/6木曜日
「この世に ウマイ儲け話は無い。」
「福袋には、手を出すな。」
これが、祖母から母へ、母から私へ伝わる貴重な 「教え」。
おかげで一度も、私はうまい話にも、福袋にも手を出したことが無いのだけれど、
ここに来て、私から娘へ 「代々の貴重な教え」が、うまく伝わるか・・・が、ちょっと怪しくなってきました。
お正月の二日、福袋を下げた人が、異様に多かったのですが、
娘は、よだれを垂らさんばかりの眼差しを福袋に向けていました。
その眼差しの強いこと、強いこと・・!
なんとか今年は、「中身は、すべて売れ残りよ、売れ残り。ろくな物が入ってないのよ、あの中には。」
という呪文を娘に掛けて、クリアしたけれど、来年は、この呪文が効くかどうか・・・・・・・・?。


1/5寒の入り
寒いっ!
寒中ですもんね。
本日から平常生活に入りました。
夕方のウォーキング兼買い物は、久々でした。
きのうユルんだ雪が、再凍結してあちこちテラテラ光っていました。
決して,踏んではいけませぬ。
寒くなると、星空が楽しくなりますね。
目立つのは、やはりオリオン座。
おおいぬ座、おうし座、ふたご座あたりまでは、見ることが出来ました。
立ち止まって、目を凝らしてスバルを探したけれど、確認出来ず・・・。
スバルは、かなり天上のほうにあって、もうちょっと暗いと、見えるのです。
アルデバラン、プロキオン、リゲル、カペラ、スピカ、シリウス・・・・星の名前は、とても素敵。


1/4火曜日
三が日は、ちょっと地味でした。
実家回りで、なんとなく終わりました。
きょうは、お笑いライブで、初笑い。
私の好みは、寄席系なので、イマドキのお笑いは、テレビで充分!なのに
夫と娘の勢いに負けて、お付き合いしてしまいました。
でも一番 アハハ笑ったのは、わたしです。
ドランクドラゴンが、一番笑ったかな・・。

ところで、今年は、映画を見に行きたい!
映画の話を楽しくできる友人が二人いるのだけれど、
このごろ サボってあまり見に行っていないのです。
友達同士でも、楽しく会話を盛り上げるためには、ネタ帳を
1・2ヶ月に一度ぐらいは、更新しないと、活気付きませんからねぇ・・・。
お互い、ちょちょっと刺激しあって 映画的に濃い人に わたしは、なりたいのです!

2005/1/1 元日
あけましておめでとうございます。
しあわせな年になりますように。

除夜の鐘が聞こえてきたので、歩いて2〜30分ほどの若宮神社まで
初詣に出掛けました。
近所の人しか行かないような小さな神社ですが、思ったより善男善女で賑わっていました。
焚かれたかがり火が、パチパチと火の粉を舞い上げる様子とか、
揃いのはっぴを着た男の人たちが「どーぞ、どーぞ」と
豚汁や甘酒やお神酒を振舞ってくれる御近所感覚が、いい感じでした。
昔の初詣って、こんな雰囲気だったのでしょうか。



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